夢主周辺人物設定(enst)

花と風を愛でる月の女王

吉光みづき

「私でよければ、精一杯務めさせていただきますね」
「だってさぁ、お家じゃなきゃ、こんなわたしでいられないんだもの〜」

誕生日:8月18日(獅子座)
年齢:20歳(7/1時点)
身長:162cm
体重:50kg
利き手:両手
一人称:私、わたし(身内の前でのみ)
二人称:君、あなた、お前
三人称:あれ、あの人、あの子
趣味:弟妹を愛でること
好きなもの:家族(特に弟妹)
嫌いなもの:家族を害するもの・こと
好きな食べ物:母・妹の手料理
嫌いな食べ物:特になし
特技:色々(大抵のことはできる)

イメージソング
『絵空事スパイラル』 Last Note.

〈外見〉
髪は藍色のロング(腰と背中の間ぐらい)。両サイドを残しつつポニーテールにしている。
瞳は薄い灰色。丸っこい目をぱっちり開いている。干物モードでは閉じていることが多い。
色白。日焼けしても数日赤くなった後に戻るタイプ。
すらりとしたモデル体型。胸はCカップ。
童顔で、数十年経っても20代前半に見られるようになる。

〈性格〉
温厚で思慮深く、誰に対しても丁寧な口調で話し常に穏やかな微笑みを湛えている……のは外の顔。身内の前だけではゆるゆるだらだらな干物系。やや間延びした話し方をする。
他人の前で基本笑顔なのは、その方が受けがいいから。幼少期は無表情でいることが多く、人形のようだと揶揄されていた。
理性的、というよりは他人の言動に左右されない。何故なら興味がないから。みづきの世界は身内とそれ以外で明確に分けられている。
文武両道な天才肌で、大抵のことはそつなく熟すどころか120%の成果を出す。
ものごとの本質を見抜く鋭さを持ち、一を聞いて十を知る。理屈云々より感覚でわかってしまうので、他人が何故理解できないのかがわからない。
上記の理由により指導することが苦手。擬音語を使って説明するので、限られた相手にしか伝わらない。
生まれながらの天才故に、無意識に傲慢な言動をしてしまうこともある。

〈経歴〉
シスコンでブラコン。弟妹を守るために姉として生まれてきたと思っており、彼らを全力で愛することに心血を注いでいる。
弟妹の能力を過大評価している節があり、それが原因であづさの心が壊れかけていることに気がつかなかった。
守るべき存在を自分が傷つけていたことを知り、以来弟妹とは距離を置いている。
……が、あまりある愛により、弟妹たちの日頃の行動をある程度把握している。成長記録として写真や動画まで残している。そうですこのひととてもこわいひとです。

自分(の周囲の人間)の所為で無気力になってしまった妹と距離を置こうと考えていた矢先、芸能事務所にスカウトされてアイドルになる。すぐに頭角を現し瞬く間に大人気アイドル「十六夜(いざよい)ミヅキ」として活躍。

◎十六夜ミヅキ
髪は藍色で背中まで届く長さ。毛先はウェーブしている。目は明るい黄色。目尻に銀色のラメが入ったアイラインを引いているのが特徴的。透明感があり息の流れが美しい歌声と、上品で華やかなパフォーマンスをする。
五年前、突如として現れ瞬く間に大人気となったスーパーアイドル。
ほとんどのプロフィールが非公開となっており謎に包まれている。ファンの間ではそれすらも魅力と評判。
最近は女優やモデル活動の他、最近デビューした弟のスズミのプロデュースなどを主な活動としている。
カリスマ性が高い所為か、ファンの間では「ミヅキ様」「陛下」と呼ばれており、その流れでスズミは「殿下」、溺愛されていると噂の妹は「姫」と呼ばれている。

〈人間関係〉
・吉光あづさ
みづき:あづさちゃん、あーちゃん
あづさ:みづきちゃん、姉さん
最愛の妹。最も守りたいものの1つ。
アイドル業界という伏魔殿に関わっていることが心配で堪らないが、頑張っている妹を邪魔するようなことはしたくないと見守るうちに留めている。
余談ではあるが、ほとんどのプロフィールを公開していないミヅキが唯一好きなものとして公言しているのが「紫陽花」である。
それを知ったファンたちが怒濤の勢いで紫陽花を事務所に送り、一時期花屋から紫陽花が消えたとか何とか。
毎年7月1日にはファンから送られてきた紫陽花を飾り「紫陽宴(しようえん)」と名付けたライブを開催するのが恒例となっている。

・吉光涼水(科戸スズミ)
みづき:涼水、涼水くん、すーくん
涼水:みづきちゃん、みづき姉さん
最愛の弟。最も守りたいものの1つ。
突然アイドルになると自分が所属する事務所にやって来たときは驚いたものの、それならばと全面的にバックアップ。まあ、わたしの弟はこんなに可愛くてかっこいいからそんなことしなくても大丈夫だったろうけど(ブラコン)。お姉ちゃんなので当然のことをしたまでなのです。

・天花寺言利
みづき:言利
言利:女王様、陛下、ユア・マジェスティ、みづき
幼なじみで後輩で下僕(?)。音楽の才能は認めている。なので涼水を任せた。共感覚による他人への評価も興味深く思っている。
わりと扱いが雑。みづきなりの気安さ……なのかもしれない。


花の香を月へ運ぶ風の王子

吉光涼水 よしみつすずみ

「……どうも」
「俺はもう、あづさちゃんが壊れていくのを見たくないんだよ」

誕生日:9月23日(天秤座)
年齢:14歳(7/1時点)
身長:163cm
体重:48kg
利き手:右
一人称:俺
二人称:あなた、あんた、お前
三人称:あの人、あいつ
趣味:フットサル、ランニング
好きなもの:体を動かすこと
嫌いなもの:早起き、何もしない時間
好きな食べ物:からあげ、ラーメン
嫌いな食べ物:生魚
特技:リフティング

イメージソング
『カサブタ』 千綿ヒデノリ

〈外見〉
髪は藍色のショート。やや猫っ毛でぴょこぴょこ跳ねた部分がある。
瞳は錆色。きりりとしつつも丸っこい形。
元々色白だったが、アウトドアなタイプなので程よく焼けている。アイドルになってからは日焼け対策に一応気を遣っている。
しなやかな筋肉の付き方をしている。良く運動するので無駄な肉が付かない。
童顔で、数十年経っても10代後半〜20代前半に見られるようになる。

〈性格〉
シャイで無愛想だが、真面目で穏やかな性格。
自分にも他人にも厳しいストイックさを持つ。故に物事が上手く進まないと、上手くできない自分に苛ついて暴言を吐いたり、物に当たることもしばしば。
負けず嫌いの努力家で、一度やると決めたことはやり遂げる強い意志を持つ。
末っ子特有の要領の良さから、周囲の中心人物となる存在(クラスのリーダー格や、兄貴分など)に可愛がられる。人気者に好かれる人気者。

〈趣味・特技〉
趣味はフットサル、ランニングなど体を動かすようなことが好き。根っからのアウトドア。何もせず時間を持て余すのが苦手で、特にすることがなければ走りに行く。
特技のリフティングも暇潰しの一つ。

〈経歴〉
6つほど年の離れた姉みづきとはあまり接点がなく、もう一人の姉あづさの仲介によりそれなりに良好な関係を築いていた。
しかしあづさが無気力化してしまったことで、関わる機会が減ってしまう。
あづさが自分が原因でみづきが離れていってしまったことを気に病んでいることに気がつき、今度は自分が仲を取り持つため前々から声をかけられていたみづきの所属する芸能事務所に入り、アイドルとなる。
あの『十六夜ミヅキ』の弟ということで話題になり、期待の新人『科戸(しなと)スズミ』として活躍中。

◎科戸スズミ
『TIRNANOG(ティルナノーグ)』のリーダー。
髪は藍色で襟足がやや長い。目は明るい黄色。目尻に銀色のラメが入ったアイラインを引いているのが特徴的。
凛としたよく通る歌声で、パフォーマンスはしなやかながらも躍動的。
最近デビューしたばかりながら、あの『十六夜ミヅキ』の弟として注目度の高いアイドル。
カリスマ的でどこか神々しくすらある姉ミヅキとは異なり、クールな雰囲気ながらも愛嬌のある言動から着々とファンは増えつつある。
ファンの間では「ズミくん」「殿下」と呼ばれている。殿下呼びは元々ミヅキのファンである人たちが使用しているもの。

◎ TIRNANOG(ティルナノーグ)
科戸スズミと天花寺言利によるデュオユニット。キャッチコピーは『幸福溢れる夢幻郷』。『風の王子』であるスズミと、彼を導く『音楽の魔術師』たる吟遊詩人(バード)という幻想的な世界観がウリのグループ。メディアの露出においてはCMやファッションモデル、イベント出演などビジュアルとキャラクターを活かしつつも、各々の特技に合わせてバラエティ番組などに出演することも多い。テーマカラーは白銀。

〈人間関係〉
・吉光あづさ
涼水:あづさちゃん、あづさ姉さん
あづさ:涼水、すーくん
3つ上の姉。守り守られる対等な相手。
過去の無気力状態を間近に見ているため、アイドル業界に関わっているのが心配。他事務所である自分の所にすら悪い噂が飛んでくるアイドルユニット(クレビ)と一緒にいるところを見てしまってから、さらに心配。
けれどそれなりに楽しそうに働いている姿を見て強くは言えない。笑っててくれるなら、いいかな。

・吉光みづき
涼水:みづきちゃん、みづき姉さん
みづき:涼水、涼水くん、すーくん
6つ上の姉。尊敬というよりは畏怖に近い。
溺愛されている自覚は一応ある。ちょっと怖いぐらい。
アイドルになってからは以前よりも関わる機会が増え、その規格外っぷりを目の当たりにし「あづさちゃんはよくこの人の相手をしていられるな……」と、ややげんなりしている。

・天花寺言利
涼水:言利くん
言利:スズミくん、ユア・ハイネス
幼なじみで相方で音楽の先生。普段はふらふらしてて頼りないので引っ張っているが、練習になるとスパルタ教師になるので「この野郎……」と思いながらも負けじと食らいついている。


ふらふら従者なハミングバード

天花寺 言利 てんげいじ ことり

「ボク、天花寺言利。バードって呼んでね〜!」
「イエス、ユア・マジェスティ♪」
「ボクは、難しいことを考えずに囀りたいだけ。歌を、音楽を、好きなように楽しめるのなら、それでいい」

誕生日:10月24日(天秤座)
年齢:18歳(7/1時点)
身長:176cm
体重:60kg
血液型:O型
利き手:右
一人称:ボク
二人称:君、あなた
三人称:〇〇さん、〇〇くん
趣味:鼻歌を歌う
好きなもの:歌うこと、バスタイム
嫌いなもの:静かすぎる場所、暴動
好きな食べ物:豆菓子
嫌いな食べ物:アボカド
特技:アコーディオン演奏

〈イメージソング〉

〈役割・異名〉
芸能事務所「MööN PALACE」所属のアーティスト。社長と事務所の代表格であるミヅキの命令により、スズミとアイドルユニット『TIRNANOG(ティルナノーグ)』を組んでアイドルになった。
作詞作曲も行うため、ファンの間では「吟遊詩人(バード)」の愛称で親しまれている。

〈外見〉
髪はストロベリーブロンドのさらさらストレートロング。サイドに毛束を残しつつ、後ろでゆるく一つ結びにしている。前髪はぱっつん。
瞳は深緑。垂れ目。眉はやや太め。全体的に柔和な顔立ち。八重歯がある。
ひょろっとして見えるがそれなりに鍛えられた体つき。着痩せするタイプ。アコーディオンを演奏するので肩から腕の筋肉がしっかりしている。

〈性格〉
ゆるい言動と軽快なノリで周囲を和ませるムードメーカー。しかし茶化しすぎて、みづきや涼水に窘められることもしばしばある。
生まれつきの共感覚によって相手がどう思っているのかがおおよそ把握できてしまうため、表面的な付き合いならば大抵の人間と親しくなれる八方美人。
負の感情に当てられるのが怖いため、そういった雰囲気を察すると逃げてしまう臆病なところがある。ヘタレな自覚はあるので内心落ちこむが、それを他人の前で見せることはない。
音楽に関することになると生き生きとし始め、指導する際はスパルタになる。気に入った相手ほど厳しい。

〈趣味・特技〉
絶対音感の持ち主で、聴いた音が「色」として認識される色聴の共感覚(シナスタジア)を持っている。
アコーディオンを演奏しながらの弾き語りが得意。ピアノ演奏もできる。

〈経歴〉
大企業の経営者である天花寺家の三男坊。優秀な兄二人の存在と、生まれつき持って生まれた色聴をコントロールするため、自然と音楽の道を選んだ。
互いの父親が悪友ということもあり、吉光三姉弟とは幼い頃から交流がある。
みづきに「わたしの言うことを聞けば好きなだけ音楽をさせてあげる」と言われ、アーティストとして事務所に入る。
本人は音楽さえ出来るのならば、バックバンドもコーラスもアイドルですら何でもやる。
しっかりと支えるような歌声で、パフォーマンスはゆるやかで流動的。

みづきの命令で玲明学園に特待生として入学。風早巽と同級生だが、みづきに深入りすることを禁じられていたため、当たり障りのない関係だった。
例の事件の目撃者でもあり、色聴によって周りの激情に当てられ心に大きなダメージを受ける。その際、無意識に癒しを求めて五年ぶりにあづさの元を訪れている。

〈人間関係〉
・吉光涼水(科戸スズミ)
言利:スズミくん、ユア・ハイネス
涼水:言利くん
幼なじみで相方。アーティストとしては発展途上なスズミを支えるために選ばれた。が、普段はどちらかというとしっかり者なスズミに引っ張ってもらっている。アイドルとして一緒に活動するのは楽しいので、これからもスズミとたくさん音楽ができればいいな〜と思っている。そのため、涼水への音楽指導はとても厳しい。

・吉光あづさ
言利:姫さん、あづさちゃん
あづさ:コトリくん
幼なじみ。自分が知る中で一番優しくて温かな色をした音を出す女の子。あづさの心がだんだんと危うくなっていくのを気づきながら何もできなかったことに負い目を感じて距離をとっていたが、ある出来事によって少しずつ交流を再開した。

・吉光みづき(十六夜ミヅキ)
言利:女王様、陛下、ユア・マジェスティ、みづき
みづき:言利
幼なじみで先輩で上司(?)。基本的に絶対服従。尊敬もしてるけど怖い。みづきの心の音はいつも一定。揺らぐのはあづさと涼水が傍にいるときだけなので、それ以外の時は何を考えているのか全く読めない。

・風早巽
言利:風早くん
巽:言利さん
元同級生。清らかな色をした音がする良い人だけど、それに救いを求めてくる他の人間の色が怖くて近寄りがたい。過去のこともあって、出会すのがとてもしんどい相手。

・HiMERU
元後輩。……あれ? あれれ?

君、こんな色だっけ?※ネタバレ注意

十条要の心の色を知っているため、『彼』がそうではないことになんとなく気づいている。しかし過去のあれこれを話すと自分にもダメージが入るため何も言わない。


◎吉光家簡易設定
(簡易と言いつつもまあまあ長い)

・吉光家の先祖返り
吉光家の初代当主は容姿端麗ではあるものの、魔性じみた美しさではなかった。しかし、その『在り方』全てが他者を魅了し多くの者に愛されてきたと言い伝えられている。
吉光家における先祖返りとは、初代の『在り方』を受け継いだ者のこと。また、初代の子供――二代目は吉光家が時の権力者に寵愛されるきっかけともなった絶世の美人であったとされ、先祖返りの子供は必ず見目麗しくなるとされている。
近年ではあづさの祖父である陽の母親、つまり曾祖母が先祖返りであったと吉光家の家系図に記されている。

・吉光涼介 よしみつりょうすけ
あづさ、みづき、涼水の父親。42歳。
黒髪のショート。やや猫っ毛。瞳はダークブラウンでやや垂れ目気味。外見年齢は20代半ば〜後半。
爽やかかつ甘めのルックスで好青年(※40代)に見えるが、実際は冷徹かつ腹黒。
妻を『俺の運命の女神』と呼び溺愛しており、自身と彼女の生産物として子供たちのことも愛している(と本人は考えており子供たちも同認識だが、過去の事情から『家族』に強い憧憬を抱いているため心底から大切にしている)。
関西出身だが似非関西弁を話す。
幼い頃に両親を亡くし親戚を転々とした後、全寮制の中高一貫男子校に入学して裏番を張り、有名大学に入学して親友と共に起業、見事に大成功するという青年誌の主人公みたいな人生を送っている。
大学在学中、バイト先で一目惚れした高校生の女の子をあの手この手(最終的に必死に縋った)で妻にした。天敵は妻の両親。
童顔がコンプレックスで一時期髭を生やしたこともあったが、妻に不評だったため速攻でやめた。
日本でも有数の企業のNo.2(No.1である社長は学生時代からの親友)。
ESにとっては大手の取引先で、英智や茨とは仕事の関係上面識がある。
あづさをESに斡旋したのは、自分の管理下に置きやすく何かあれば自分や長女が手を出しやすい環境のため。

・吉光ゆづり
あづさ、みづき、涼水の母。40歳。
藍色のややウェーブがかった髪を肩と背中の間まで伸ばしている。瞳は赤銅色でやや切れ長。外見年齢は20代半ば〜後半。
一家のドン。最強で最恐……そして誰よりも家族思い。
基本無表情で、感情を表に出すことはほとんどない。しかし悪戯好きで茶目っ気のある少女性を持ったまま大人になったような人物。
幼少期、母が仕事でほとんど家にいなかったせいか寂しがり。ややファザコン。
出会った頃からやたらと構ってくる旦那を適当にあしらいつつも、本心では大切に思っている。旦那が自分と子供たちを何よりも大事に思っていることに唯一気づいている。
みづきに憧れ続けて心身ともに限界を迎えかけていたあづさを引き留めた。結果、あづさの心の糸が切れて過眠症になってしまったことをひどく気に病んでいる。普段通りの様子でESへ向かうあづさの姿を見て安堵しており、あづさも母を不安にさせまいとその日あったことを話せる範囲で伝えている。

・吉光陽 よしみつみなみ
あづさ、みづき、涼水の祖父。ゆづりの父。60歳。
銀髪のショート(若い頃は黒髪)。癖一つないさらさらの髪質。瞳は赤銅色で切れ長。
子供の頃は女の子に間違われるほど可憐な外見だった。成長するにつれ、男性らしさが増したが美人と呼んでも差し支えない外見。
態度は大きく口も悪くてぶっきらぼう。しかし義理人情に厚く、親しい相手には迷わず手を貸す男気溢れる性格。その見た目と性格で老若男女問わず惑わす魔性の男。
幼少期のあづさは陽の若い頃の写真を見て一目惚れしている。初恋の相手。
現在は大阪にある邸宅(日本家屋)にて一人暮らし。夏と冬の長期休暇になると娘夫婦と孫が遊びに来る。
多方面の知己が多く、GFとも親しかったとか(という設定にしたい)。

・吉光 アルエット いづる
あづさ、みづき、涼水の祖母。ゆづりの母。イギリス出身で旧姓『アルエット・グレイスドロップ』。享年46歳。
『いづる』の名は最愛の夫からつけてもらったもの。
藍色のウェーブがかった髪を背中まで伸ばしていた。目は薄灰色でぱっちりとしている。150cmと小柄だったため、まるで人形が生きて動いているように見えた。
明朗闊達な超マイペース人間。興味の有無によって対応が激しく異なる。悪気なく残酷な言葉を口にすることもあり、娘であるゆづりは『無垢な子供のまま大人になったような人』と評していた。
歴史学者兼冒険家として世界中を旅して回っていたため、家にいることはほとんどなく孫たちはその存在をほとんど覚えていない。
しかし、ゆづりと涼水以外の孫の名前を命名したのはいづるである。
仕事先の事故に巻き込まれ、46歳という若さで亡くなった。

ゆづり(母)は外見はどちらかというといづる(祖母)似、内面は陽(祖父)似。

みづき(姉)は外見はどちらかというとゆづり(母)似、目元は涼介(父)似。内面はいづる(祖母)似。

あづさは外見はいづる(祖母)似、内面はゆづり(母)似。

涼水は外見は涼介(父)似、やや陽(祖父)の要素も含む。髪色はいづる(祖母)から。

◎関係性

陽→(→→→)←←←←←←いづる
みないづ。いづるのアピールに押し負けて絆されたが、積極的に伝えないだけでいづるのことを愛している陽。

涼介→→→→→→→(←←)←ゆづり
涼ゆづ。涼介からのクッソ重たい愛にしぶしぶ応えることにしたゆづり。けどゆづりも涼介のことを大事に思っている。そうじゃなきゃ結婚しない。


◎多分出てこない設定

・MööN PALACE(ムーンパレス)
みづき、涼水が所属する芸能事務所。
潰れかけの弱小事務所だったが、みづきの活躍によって持ち直す。

・宮津さん
MööN PALACEの社長。
昔はアイドルだったがいまいち人気が出ず、やめてしまう。芸能界に関わる仕事がしたくて事務所を開くが、こちらも倒産しかけていた。自らスカウトに赴き、みづきに声をかけたことで会社を建て直した。
社長なのに社員からの扱いが雑。無茶ぶりを強いられる。あれこれ駆けずり回る苦労人。
奥さんは社員で、メイク・衣装担当。尻に敷かれている。
宮津の由来は竹取の翁「さぬきのみやつこ」から。

・石光 いしみつ ♀ ドルオタ腐女子
・石上 いしがみ ♂ 百合好き男子
・阿部 あべ   ♂ ミヅキ信者
・大伴 おおとも ♂ Ra*bitsファン
・矢車 やぐるま ♀ 男装女子

MööNPALACEの社員。
一癖も二癖もある変わり者揃い。